1 名前:蚯蚓φ ★@\(^o^)/:2017/03/13(月) 00:41:01.41 ID:CAP_USER.net
朴槿恵(パク・クネ)前大統領は結局憲法裁判所の満場一致の弾劾認容で罷免された。こうした運命は別の見方をすればこれまで韓国の政界に蔓延していた「人治」の必然的結果と言える。法よりも権力を過信し、むしろ主権者である国民を恣意的に統治する傲慢な人治は持続可能でないという事実が今回確実に証明された。「憲法守護の意志があらわれない」という憲法裁判所の決定文で見るように、朴前大統領に対する弾劾決定はある具体的な司法的犯罪容疑に対する判決というよりは、法治の枠組みを抜け出した奇形的政治形態に対する峻厳な審判だった。

私たちはこれまで多くの元大統領の人治を数えきれないほど目撃してきた。しかし今回のように具体的な証拠が提示されず運良く弾劾までは行かなかったと言える。そうした意味で見るならば朴前大統領は「なぜ私だけそうなるのか」と悔しさを訴えることができる。座り込む直前のラクダに最後のわらが載せられすべての責任を1人でかぶった結果になったと抗弁することもできる。だが、憲法裁判所が明らかにしたように「被請求人(朴前大統領)の違憲・違法行為は国民の信任を裏切ったもので、憲法守護の観点から容認することはできない重大な法背反行為」で満場一致により罷免が決定されたので議論の余地はない。

こうした運命を事前に防ぐ機会が十分にあったというのもまた事実だ。聞く耳を持ち世論をもう少し慎重に聴取して従っていたならこうした衝撃的な政治的・司法的悲劇はいくらでも避けることができただろう。結局多数の国民の意思を尊重せず最後まで我執と独善に固執し不幸を自ら招いた格好になった。

私たちは今回の朴前大統領の弾劾審判をある陣営の政治的勝利であるとか別の陣営の敗北であるとは判断しない。ただ民主主義の最も基本的な原則と大統領の憲法守護精神が毀損されたことに対し国民の厳重な警告が下されただけだとみる。

さらに大きな問題はこれからだ。朴前大統領の不幸な前轍を踏まないためには再び法治に失敗した大統領が出てきてはならないだろう。だが、いまこの時点で率直に話せば今後大韓民国の民主主義の歴史にこうしたことが繰り返されないという確信は立たない。

国民は一連の事態を契機にこれからこの地に真の法治民主主義が根を下ろすことを切実に希望している。人治や政経癒着や権力乱用や腐敗だという積弊をなくすためにこれまで多くの努力をしてきたし、多少改善されたのも事実だ。だが、政治的慣行で置き換えられている悪弊は1日で完全に一掃することは容易でなかった。そのような意味で今回の弾劾は私たちに絶好の機会を提供したといえる。朴前大統領と同じ道を歩いた後大統領や政治家には弾劾という鉄槌が再び加えられることが明白になったためだ。これ以上「慣行」という口実で人治の政治悪習を避けることはできなくなった。「日光がある時に干し草を作れ」という格言がある。今回が悪習を一掃し大韓民国が生まれ変わる絶体絶命の瞬間に違いない。

もう弾劾は一段落し、早期大統領選挙の局面が展開している。朴前大統領が弾劾されてから行われる今回の大統領選挙は特に韓国の民主主義発展の試金石になることができる。私たちは今回必ず「法治と憲法の守護者」を大統領に選ばなければならない。弾劾という不幸な事態と不幸な大統領が繰り返されないためには国民全員が目覚めていなければならない。法治と憲法守護を重視する民主的素養を備えた大統領を選出しなければならない責任がある。

一部で弾劾決定に従わないデモが続いているが、多くの国民は冷静を取り戻して日常生活を継続している。韓国の国民は類例を探してみるのが難しいほど成熟したという傍証だ。こうした底力を1カ所に集めて国民を統合して国家発展の原動力に引き上げるのはまさに次期大統領の最も重大な任務だ。

18日で創刊10周年を迎える中央SUNDAYは法治と憲法守護を私たちが守り育てなければならない最も大きな価値に掲げ、権力に対する監視を強化することを繰り返し確認する。民主主義を毀損して共同体を破壊しようとする勢力が社会に足を踏み入れられないよう両目を開いて監視し報道していくことを約束する。弾劾で途中下車する不幸な事態は朴前大統領が最後にならなければならない。(中央SUNDAY第522号)

ソース:中央日報日本語版【社説】人治でなく法治大統領選ばなくては=韓国
http://japanese.joins.com/article/755/226755.html


引用元:http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/news4plus/1489333261

▼ こ の 記 事 の 続 き は こ ち ら か ら